個人型確定拠出年金の手数料を徹底比較!iDeCoはどこがおすすめ?

個人型確定拠出年金の手数料を徹底比較!iDeCoはどこがおすすめ?個人事業主に必要な知識
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個人型確定拠出年金(iDeCo)の手数料が安いのは?

個人事業主の方は、個人型確定拠出年金(iDeCo)を使うことで、節税と老後資金の準備が一度に叶います。しかし、個人型確定拠出年金を上手に運用するには、無駄な手数料を省きローコストで資産をつくることです。

実は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の手数料は一律ではありません。iDeCoを利用する金融機関ごとに手数料が異なる(※)ので、複数のサービスをよく比較する必要があります。

個人型確定拠出年金を上手に活用するには、手数料の安いところで積み立てをすることです。

※ 一部サービスを除く。

個人型確定拠出年金(iDeCo)には、口座管理料をはじめ、加入時・口座移管時の手数料、運営機関変更時に一部手数料が発生します。

本記事では、個人事業主が知っておきたい「個人型確定拠出年金の手数料」を数社で比較しおすすめのサービスを紹介します。「iDeCoはどこを選べば良いのか」迷っていた方は、本記事を参考に金融機関を選んでみましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)は口座管理料0円の金融機関がおすすめ!

個人型確定拠出年金(iDeCo)で一番大きいのは、口座管理料の有無です。口座管理料が0円(タダ)であれば、長期間口座を保有しても安心して、積み立てや資産運用が続けられます。

口座管理手数料が無料の金融機関一覧

口座管理料が有料であれば、口座の保有期間が長くなればなるほど、支払う手数料が大きくなるのでおすすめできません。ここでは、口座管理料が無料の金融機関を集めてみました。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座管理料が無料の金融機関

金融機関名口座管理料投資信託の種類
SBI証券0円セレクトプラン:36本
オリジナルプラン:37本
楽天証券0円31本
マネックス証券0円24本
イオン銀行0円23本
大和証券0円21本
松井証券0円11本
野村證券0円
※ ただし、月々の掛金1万円未満、残高100万円以下の取引については1カ月288円の口座管理手数料が発生
26本
auカブコム証券0円26本
みずほ銀行0円
※ ただし、月々の掛金1万円未満、残高100万円以下の取引については1カ月260円の口座管理手数料が発生
14本
第一生命保険0円
※ ただし、残高150万円以下の取引については1カ月321円の口座管理手数料が発生
23本

口座管理料0円の金融機関も、投資信託の種類はそれぞれ異なります。野村證券、みずほ銀行、第一生命保険については、取引残高によって口座管理手数料が発生するので注意しましょう。

投資信託の本数とは?

投資信託の本数とは、金融機関で利用できる投資信託の種類を指しています。例えば、第一生命保険の投資信託が23本と書いていれば「23種類の投資信託が利用できる」という意味です。

口座加入手数料が無料の金融機関

次に、個人型確定拠出年金(iDeCo)で口座加入・移管手数料が無料の金融機関を集めてみました。ここでは、運営機関変更時の手数料を掲載するほか、先程取り上げていなかった金融機関の手数料と、投資信託の種類も合わせて掲載しておきます。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座加入・移管手数料無料の金融機関

金融機関名口座加入手数料口座移管手数料投資信託の種類
SBI証券0円0円セレクトプラン :36本
オリジナルプラン:37本
楽天証券0円0円31本
マネックス証券0円0円24本
イオン銀行0円0円23本
大和証券0円0円21本
松井証券0円0円11本
野村證券0円0円26本
auカブコム証券0円0円26本
みずほ銀行0円0円14本
第一生命保険0円0円23本
岡三証券0円0円34本
ゆうちょ銀行0円0円23本
三菱UFJ銀行0円0円ライトコース:8本
標準コース :25本

前項で紹介した金融機関のほか、岡三証券、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行も含め、すべての金融機関で、口座加入手数料と移管手数料は「無料」となっています。

運用積み立ての手数料を比較

ここまで紹介した口座管理手数料、口座加入手数料以外にも、月々の積立に対する手数料、月々積み立てしない場合にも一定の手数料が掛かります。

先程紹介した、代表的な金融機関を例に「積み立てでいくら手数料が掛かるのか」比較してみましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の積立手数料と、積立なしの手数料

金融機関名積立した場合の手数料積立しない場合の手数料
SBI証券171円66円
楽天証券171円66円
マネックス証券171円66円
イオン銀行171円66円
大和証券171円66円
松井証券171円66円
野村證券171円66円
auカブコム証券171円66円
みずほ銀行431円以内326円
第一生命保険492円387円
岡三証券380円440円
ゆうちょ銀行430円325円
三菱UFJ銀行431円326円

表中赤字の部分は、積み立て手数料が高い金融機関です。コストが掛からないよう、できるだけ手数料の安い金融機関を利用しましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)加入時の費用は一律

個人型確定拠出年金(iDeCo)に申し込むと、国民年金基金連合会への加入費用として、「一律2,829円」の手数料が必要です。また、企業型確定拠出年金から加入や移管をする際にも「一律2,829円」の手数料を支払う必要があります。

投資信託の種類が多ければ良いってホント?

投資信託の種類が豊富であれば、自分のスタイルに合った方法で個人型確定拠出年金(iDeCo)が運用できます。またバリエーションが多ければ、投資信託のなかから好成績の方法をチョイスし、コツコツと資金が積み立て&運用できるので安心です。

ここでは代表的な金融機関が、どのような投資信託を扱っているのかジャンル毎に内容をまとめてみました。

金融機関の扱う投資信託の種類と数

金融機関名元本確保型国内株式国内債権外国株式エマージング株式外国債券エマージング債権ハイイールド債権複合資産REITその他
SBI証券オリジナルプラン1911021101021
楽天証券16261211731
マネックス証券17151210331
イオン銀行13141210821
大和証券14244200320
松井証券12111110121
野村證券掛け金1万円未満141312101220
auカブコム証券141411101121
みずほ銀行資産50万円未満11130200520
第一生命保険資産150万円未満13221210840
岡三証券76254410930
ゆうちょ銀行842202001021
三菱UFJ銀行【標準コース】732211001510

このほか、個人型確定拠出年金(iDeCo)に参加しているすべての金融機関は、iDeCoの公式サイトでも確認できます。どのような投資信託やコースが選べるのか、一度確認してみましょう。

参考:商品内容で比較|iDeCoナビ(個人型確定拠出年金ナビ)

まとめ|個人型確定拠出年金は複数の金融機関を比較しよう

最後に、本記事の内容をまとめておきます。

  • 個人型確定拠出年金は、金融機関で手数料が異なる
  • 個人型確定拠出年金の金融機関選びは「比較」が必要!
  • 口座管理手数料が無料の金融機関を見つけよう
  • 長く運用をするには、手数料が安い金融機関がおすすめ
  • 金融機関の扱う投資信託の数にも注目しよう

節税&貯蓄を狙う個人事業主の方は、即決するのではなく、複数の金融機関を比較しコストの掛からない金融機関を選びましょう。また投資信託の数も、金融機関選びの材料にしてください。

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